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これが本物!ニッポンの湯宿―温泉教授、温泉チャンピオンの至福の温泉: 松田 忠徳 井門 隆夫 野口 冬人 郡司 勇 八岩 まどか: 本

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これが本物!ニッポンの湯宿―温泉教授、温泉チャンピオンの至福の温泉

これが本物!ニッポンの湯宿―温泉教授、温泉チャンピオンの至福の温泉

出版社 / 著者からの内容紹介

本書のPoint1今一番温泉に詳しい8人が選んだ日本一の湯宿を
      60軒を「至福の温泉宿番付」として掲載。

本書のPoint2白骨温泉の偽装発覚以降、
       続々問題温泉が明らかになる中、
       宿の掲載データについては、
       源泉本数、泉質などの
       通常のガイドブックのデータに加えて
       源泉の循環ろ過状況、殺菌状況、
       清掃状況、入浴剤の使用の有無
       など、温泉の利用者が今一番気になるデータを網羅した
       初めての温泉ガイドブックです。

本書のPoint3にごり湯、混浴風呂、隠れ湯宿など
       温泉教授・松田忠徳の「平成温泉番付改訂版」
       温泉チャンピオン・郡司勇の「本物のにごり湯番付」
       旅行作家・野口冬人の「癒しの療養温泉番付」
       旅行作家・八岩まどかの「大人の混浴番付」
       旅行コンサルタント・井門隆夫の
                 「なじみにしたい隠れ宿番付」
       など今一番人気のテーマを番付にしてまとめました。

内容(「BOOK」データベースより)

日本初の「温泉学」を専門とする講座をもつ温泉教授・松田忠徳。テレビ東京「テレビチャンピオン」第3・4・5回三連覇の温泉チャンピオン・郡司勇。温泉療養の研究に力をいれる最高齢の温泉ジャーナリスト・野口冬人。ツーリズムマーケティング研究所主任研究員・井門隆夫。観光旅行ではない温泉の良さを追求する旅行作家・八岩まどから温泉の達人8人が語る“ホンモノ”の温泉講座。温泉の循環ろ過状況、殺菌状況、清掃状況詳細な最新調査データ掲載。

内容(「MARC」データベースより)

日本初の「温泉学」を専門とする講座をもつ温泉教授・松田忠徳等、温泉の達人8人が語る「ホンモノ」の温泉講座。温泉の循環ろ過状況、殺菌状況、清掃状況等、詳細な最新調査データを掲載する。

出版社からのコメント

2004年7月の白骨温泉の不正表示発覚を皮切りに
次々と明らかになった温泉問題は、
2ヵ月間におよそ27温泉地に及びました。
今回の事件で分ったことは1つです、
行政も温泉法も、私たちが知らないうちに騙されないように
完全に守ってくれないということ。

温泉も自己責任で選ぶ時代です。

とはいえ、一体どの温泉宿へ行けばいいのでしょうか?

そこで本書では、今温泉に一番詳しい8人の方々に
とっておきの湯宿東西約30をご推薦いただき、
【平成温泉宿番付】としてまとめました。

ご協力いただいたのは以下の8人の方々です。
         ◆温泉教授・松田忠徳
         ◆温泉チャンピオン・郡司勇
         ◆旅行作家・野口冬人
         ◆旅行作家・竹村節子、
         ◆旅行作家・八岩まどか
         ◆旅行コンサルタント・井門隆夫
         ◆「あまから手帖」編集主幹・門上武司、
         ◆編集工房「ウイザード」主宰・大塚治雄
日本一の温泉通が全国の温泉施設2万軒の中から選りすぐった60軒!
本書に掲載の温泉宿は下記の3つに徹底的にこだわっています。
         ◆お湯の出所が明確なこと、
         ◆温泉の質に自信があること、
         ◆心身を癒すという温泉の原点に忠実なこと

温泉の”今”と””真実”が最もよく分る1冊です。

カバーの折り返し

今までの温泉ガイドブックで満足ですか?

温泉の循環ろ過状況、殺菌状況、清掃状況など 詳細な細心調査データ満載!

温泉の達人8人が語る”ホンモノ”の温泉講座

著者について

◆温泉教授・松田忠徳
……小型キャンピングカーで日本列島を2回縦断し、
  2500湯を巡り、5800ヶ所を超える温泉施設を訪れる。
  「温泉教授の温泉ゼミナール」(光文社)など著作多数
◆温泉チャンピオン・郡司勇
……テレビ東京「テレビチャンピオン」でだい3、4、5回と
  温泉チャンピオン3連覇。温泉の泉質を追求する姿勢で、
  テレビ雑誌などで活躍。
  著作に「一湯入魂温泉」(山と渓谷社)など。
◆旅行作家・野口冬人
……温泉作家の第一人者。湯治場の人間模様に強くひかれる。
  「からだにいい湯治の旅」(実業之日本社)など、
  温泉療養に関する著作多数。
◆旅行作家・竹村節子、
……温泉雑誌の編集者を経て旅行作家へ。
  全国の温泉地をくまなく周り、
  各地とのネットワークもひろい。
◆旅行作家・八岩まどか
……昔ながらの湯治場を数多く巡り、
  観光旅行ではない温泉の良さを追求する。
  著書に「混浴宣言」(小学館)などあり。
◆旅行コンサルタント・井門隆夫
……旅館再生のコンサルタントとして活躍。
  ツーリヅムマーケティング研究所主任研究員。
  ALL ABOUT JAPAN「日本の宿」
  のガイドも勤める。
◆「あまから手帖」編集主幹・門上武司、
……関西の老舗グルメ情報誌「あまから手帖」編集主幹。
  テレビ、雑誌などで活躍。
  「スローフードな宿」(木楽舎)などの著作あり。
◆編集工房「ウイザード」主宰・大塚治雄
……「旅行読売」編集部に長年在籍し、編集長も勤める。
  現在も旅行ライター、コーディネータとして
  活躍中。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

松田 忠徳
温泉教授。キャンピングカーで日本列島を2回縦5800カ所を超える温泉施設を巡る

郡司 勇
テレビ東京「テレビチャンピオン」第3、4、5回と温泉通チャンピオン3連覇。温泉の泉質を追求する姿勢でテレビ、雑誌などで活躍

野口 冬人
旅行作家。温泉作家の第一人者。湯治場の人間模様に強く惹かれ、温泉療養『からだにいい湯治の旅』(実業之日本社)などに関する著作多数

井門 隆夫
旅行コンサルタント。旅館再生のコンサルタント。ツーリズムマーケティング研究所主任研究員。ALL ABOUT JAPANの「日本の宿」ガイドもつとめる

八岩 まどか
旅行作家。昔ながらの湯治場を数多く巡り、観光旅行ではない温泉の良さを追求する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

抜粋

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温泉の達人8人が語る”ホンモノ”の温泉講座
EXCERPT: 「これが本物!ニッポンの湯宿」掲載内容からお届する
    トリビアの泉ならぬ温泉のトリビア。
Fascinating Trivia Of Hot Spring 
知っているようで知らない明日から使える温泉ウンチクを
本書から抜粋してお届します。

【温泉トリビア1】水道水に温泉1滴たらせば温泉だ
===============>>ほんとうです。

今回の白骨温泉の事件ではっきりしたことは、温泉法も行政も、
公正取引委員会も利用者の利益を完全には守ってくれないことです。
温泉の乱掘により湯量が減少していることもあり、
加水した温泉が全体の7割以上も占めています。
そもそも本物の温泉だというためには
何%の源泉が含まれていればいのでしょうか?
50%でしょうか? 20%でしょうか?10%でしょうか? 
温泉法には次のように表示されています。
―(温泉法第1章総則第2章(定義))――――――――――
この法律で温泉とは地中から湧出する温水、鉱水、および水蒸気
その他のガスで別表に掲げる温度または物質を有するものを言う。
1温度(温泉源から採取されるときの温度とする)摂氏25度以上
2物質 以下のいずれか1つを1キログラム中以下の分量含むもの
リチウムイオン1ミリグラム以上、遊離炭酸250ミリグラム以上など、
------ーーー---ーーー---ーーー---ーーーーーー
つまり、温泉の認定が出れば極端な表現をすれば現行では
源泉を水道水1滴でもたらせば温泉を名乗ることができるのです。
「これが本物!ニッポンの湯宿」42ページより

【温泉トリビア2】有馬温泉には、死海と同じぐらい
         高い塩分濃度の温泉がある
         つまり、浸かると浮く風呂がある    
================>>ほんとうです。                                       “赤い”にごり湯で知られる有馬温泉の赤は鉄分が多いためですが、
実は有馬温泉は日本一の食塩泉でもあります。
最高値はなんと1リットル中73グラムという塩分の含有量! 
1リットル中1グラム以上で食塩泉と規定されるので、その73倍、
これが100度近い高温で湧いていることも脅威的です。
これだけ高濃度の食塩水ですから、
源泉100%で使うというのは大変なことです。
目にもピリピリしみますし、傷があれば飛び上がるほどなので
源泉をそのまま使っているところは少ないのですが
「上大坊」という宿ではそのまま使っています。
入浴すると「死海に入るとこんなだろうか?」というような
浮遊感がなんともいえません。
「これが本物!ニッポンの湯宿」190ページより

【温泉トリビア3】にごり湯は、季節や、温度、気圧などにより七変化
===============>>ほんとうです。

全国には七色の湯と呼ばれにごり湯が数多く存在します。
また、硫黄泉は7変化する泉質として知られ、青白濁のほか、
深緑や灰色、黒など環境によって様々に変化します。
長野県の戸倉上山田温泉「千曲館」旧館では、半月型の湯船を更に2つに区切った湯船で、白濁した湯と緑色の湯が隣り合わせで味わえます。「千曲館」の源泉はどちらも硫黄泉ですが、明らかに色が異なり、
2色の掛け流しの湯が仲良く並んでいる姿は本当に感動的です。
このように“にごり湯”は、同じ場所から涌き出た同じ泉質であっても違う色になることもあり、また気圧、時間、温度様々な要素によって
1日の間に、また季節を通じて変化します。
その神秘のメカニズムは今だ解明されていません。
「これが本物!ニッポンの湯宿」187ページより

【温泉トリビア4】子宝の湯は、ホントウに子宝に効果がある
====================>>ほんとうです。

温泉に入れば新陳代謝が高まり、冷え性や生理不順が改善され、
子宝に恵まれなかった人も妊娠しやすくなります。
また、家を継ぐ子供を産むことが女性の大切な役割であった時代に、
湯治に出かけた妻が夫以外の男性の子種を得たことがあったという噂がまことしやかに伝わっています。
これが本当であたかどうかは分りませんが、
子供を産めない女性は離縁されても当然という時代には
こうしたことが暗黙のうちに許された可能性は考えられます。
実際、豊臣秀吉が年老いてから2人めの妻に迎えたお茶茶の方も
有馬温泉で湯治中にご懐妊とあいなっています。
ことの真偽は分りませんがそれも興味のつきないところ。
また、このような風潮を逆手にとって温泉でアバンチュールを
愉しんでいた女性達もいたといいます。
「これが本物!ニッポンの湯宿」155ページより

【温泉トリビア5】混浴は重大な法律違反である
===============>>ほんとうです。

銭湯での混浴は公衆衛生法で戦後禁止され、旅館の混浴風呂に
関しても平成5年に混浴禁止の指導が出されています。
―(旅館業における衛生管理要綱改正)――――――――――
共同浴室にあっては10歳以上の男女の混浴はさせないこと。
また共同浴室においては使用済のカミソリを放置させないこと。
――――――――――――――――――――――――――
とはいえ、これは銭湯や旅館に対する規定であって
私達が混浴することを禁止するものではありません。
しかし寂しいことに、これから新たに混浴のお風呂が造られたり
改築されることはなく混浴風呂は減少の一途をたどります。
夏湯温泉、酸ヶ湯温泉など現存する混浴風呂は
貴重な文化遺産といっていいのではないでしょうか?
「これが本物!ニッポンの湯宿」147ページより
   
【温泉トリビア6】露天風呂のない温泉が”ホンモノの温泉”だ   =====================>>ほんとうです。

温泉業界に“露天風呂ブーム”がおきたのはごく最近のことです。
それ以前に開業している温泉宿は、
湯量を最大限に使って内風呂を造ったため、
本来なら露天風呂を造る湯量は残っていないハズで、
それでも露天風呂がある宿は必然的に
露天風呂の湯を循環風呂にせざるおえないことが考えられます。
逆説的に言えば、源泉主義を貫く宿は
露天風呂ブームにながされて安易に露天風呂を造らなかったので、
露天風呂がない宿が多いのです。
 山中温泉「かよう亭」のご主人は、
「露天風呂を造りたいことは造りたいのですが、
湯量やお客様のことを考えると造れないのです」と言います。
露天風呂のない温泉は“ホンモノ”の温泉だといえます。
「これが本物!ニッポンの湯宿」71ページより
            
【温泉トリビア7】草津温泉が名湯といわれるのは、
         不治の病・梅毒に絶大な効果を発揮したから
==================>>ほんとうです。

江戸時代、温泉が病気に効果があるかどうかは、
病気が治った、怪我が治癒したという実際の経験や
人づてに聞いた話しをもとに判断していました。
この場合、効能が端的に分るのは目に見える病気、
例えば切り傷や、火傷、皮膚病などが治りやすい病気であったため、
こうした疾病に効果が高い硫黄泉などをもつ温泉地は
「諸国温泉効能鑑」といわれる当時の温泉番付でも
常に上位にランキングされる傾向がありました。
この番付でほぼ必ず東の大関にランクインしている草津温泉(群馬県)もこの例で、当時治療薬のなかった梅毒の治療に効くとして
江戸っ子に知れ渡っていました。
また、那須の湯(栃木県)にも同じことがいえます。
「これが本物!ニッポンの湯宿」51ページより

目次

第1章 温泉教授・温泉チャンピオンら8人の温泉通たちが選んだ至福の「温泉宿番付」
第2章 温泉教授・松田忠徳の「2004年改訂版 平成温泉番付」
第3章 旅行作家・野口冬人の「癒しの療養温泉番付」
第4章 旅行コンサルタント・井門隆夫の「なじみにしたい隠れ湯宿番付」
第5章 旅行作家・八岩まどかの「大人の混浴番付」
第6章 温泉チャンピオン・郡司勇の「ホンモノのにごり湯番付」
第7章 温泉教授・温泉チャンピオンが選んだこれが本物!ニッポンの湯宿